こんばんは。

金曜日、
会議のため普段より朝が早かった私です。


眠気覚ましに、ネガティブな不動産記事を探してたら、今日もちゃんとありました。


ではさっそくその内容から。


ババンっ!



手取り56万円…「大卒・子持ち夫婦」の余裕を打砕く「ローン返済額」


幻冬舎GOLD ONLINE 6/9(木)配信https://news.yahoo.co.jp/articles/d68e873eb5e200d96ec9bbb03f21093a838065da


これからローン組んで家買おうって人の不安を掻き立てる、なんてオドロオドロしい見出しなんだろう。

今日も逆境を与えてくれて、ありがとう。笑



さて、
この記事の内容を簡単に要約すると、
前半は国交省のデータを用いて、

「新築マンションの購入平均年齢が39.5才」なんだと。

んで、
「購入マンションの平均価格が4674万円」なんだと。

ただし、
「都心に行けば行くほど、マンションの分譲価格は上がっていて、億ションもあるよ」と。


データ元は、

国交省『令和3年度 住宅市場動向調査報告書』
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf


全419ページにわたる、
消費者がどういう経緯で住宅を買うのかを分析したレポート。

これ、かなりスゴい。

住宅を買う人のことってここまで多角的に分析できるんだー…と感銘をうける力作。



んで、
今回の記事はその調査結果を引用したうえで、

「日本で住宅を購入する平均的な世帯像が浮き彫りになりましたよ」と。

新築マンションだと、
「39.5才・世帯年収852万・1世帯あたり2.7人」


まあ、夫婦共働きなら全然ありえる、
まさに平均像って感じなんだろうな。
(年収例:夫500万、妻350万とか)



そして記事はこう続く。


「いまどき、普通の会社員家族が、都心の億ションを買っていますよ」と。
(これはデータ根拠なし)


そして、
そんな普通の会社員家族が億ションを買ってしまったがために、その後子供の学費に押し潰されて、億ションを手放さなきゃいけなくなるという転落話が記事の後半。


締めくくりは、
「しっかりとした資金計画が必要ですよ〜」と。


…。


あのー、、

普通のサラリーマンは、億ション買わねーんだよ!
年収に見合った住宅を買うんだよ!
今回の統計、無視かよ!

そりゃ破綻するだろ!



当然、
国交省のレポートにもそんなことは書かれてなかったし、仮にふつうのサラリーマンが億ションを買うとしたら、

親からの援助がよほどあるとか、
相続等で財産がかなりあるとか、

いずれにせよ彼らのステータスがもう「ふつう」でなくなった場合だよ。


だって、そりゃそうでしょ。
民間人が買える最高額の買い物だよ、不動産って。
みんな手堅くいくよ。




てな感じで、
まともなデータの中に架空の特殊事例ぶっこんでドラマを演出するタチの悪い記事でした。

これもよくあるパターンなので、よかったら覚えておいてください。


今日はこのへんで!




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